イーストアングリア大学国際開発学部のデビッド・ガーリング准教授による国際開発学コース紹介

国際開発学では何を学びますか?

国際開発学は、グローバル、国内、および地域社会における経済および人間開発を含む幅広い主題分野です。イーストアングリア大学のデビッド・ガーリング准教授(以下デビッド)は、上のビデオの中で「国際開発学は人々と彼らの生き方の研究」と言っています。

「国際開発学は、人によって異なることを意味します」と彼は続けます。 「それはあなたがどこにいるのか、あなたが誰であるのか、そしてあなたが必要とする開発の種類によります。 貧困と不平等に取り組むことも、世界の特定の地域の人々にとっては違った意味を持ちます。

国際開発学は、誰にとって追求すべき学問分野であるかという質問に対してデビッドは、「あなたが人々に興味があり、世界に興味があり、人々を助けるのであれば、国際開発はあなたにとって素晴らしいコースです。」 と答えています。

国際開発学が最も必要な国は?

世界人口の10%が貧困の中で暮らしています。 5人に1人の子供が極度の貧困の中で暮らしています。 そして2016年には、世界人口の55%が社会的保護の恩恵を受けていませんでした。

これらの統計結果は、17の国連持続可能な開発目標(SDGs)の1つから大きく取り残されています。同時に国際開発の必要性がどれほど広範囲に及ぶかを示しています。デビッドは次のように説明しています。

「開発はイギリスでも、留学生の故郷の村で必要なこともあります。 それは家族の中でさえ必要になる可能性もあります。 国際開発とは、教育、統治、地方レベルの政治、より大きなレベルの政治、そして気候変動に関するものです。」

イーストアングリア大学国際開発学部が研究している多岐に渡る分野の1つであり、デビッドの専門分野である「国際開発学とメディア」では、メディアが善のために使用されると、世界的および地域的な貧困と不平等の認識を高め、基本的に国際開発の改善に役立つ強力なツールであり、メディアが国際開発にとって非常に重要であるかということです。

卒業後の進路は?

国際開発学卒業生は、幅広い職種からキャリアを選択することができます。デビッドは次のように説明しています。

「国際開発学の素晴らしい点は、あなたが進むことができるキャリアの範囲の広さです。私たちの卒業生は、ウガンダの田舎にある小さな非政府組織(NGO)の開発銀行、英国の慈善団体や地方自治体で働き続けています。」

デビッドと国際開発学チームにとっての重要な焦点は学生が学位を取得するのを助けることだけではなく、彼らが恋に落ちるキャリアを見つけることです。

学生の就職力を確保するために、大学は学生と協力してエンプロイアビリティを強化しています。これは、インターンシップの機会やイーストアングリア大学と世界中の雇用主とのネットワークも含みます。

また「国際開発学部で私たちが留意していることの1つは、雇用され続けることができる丸みを帯びた学生を養成することです。」デビッドは続けます。

「私たちは、プレゼンテーションスキル、時間管理スキル、プロジェクト管理スキル、研究スキルなど、さまざまなことを教えています。これらのスキルはいかなる業種でも重宝されます。」

国際開発学を海外で学ぶメリットは?

それでは、世界の出来事や不当との戦いに興味を持っているあなたが、なぜ海外で国際開発学を学ぶ必要があるのでしょうか? デビッドによると、「私が本当に重要だと思うことの1つは、異なる文化を理解することです。」

「日本、中国、ケニア、チリなどの国からの留学生は、彼ら自身の文化の経験と彼らの国の中で開発がどのように機能するかをシェアしてくれます。」

デビッドによれば、国際開発学と国際的な視野を持つことは、密接に関係しています。「国際開発学部に他国からの留学生と直接話し合うことは、非常に有意義なことです。」

国際開発学を学ぶ学生に必要なことは?

デビッドは最後に次のように締めくくっています。「私たちのコースでいつも幸せだと思う学生は、世界への情熱と他人を助けることに情熱を持っている人々です。」

あなたも冒険家でなければなりません。「国際開発を学んでいる多くの学生は、旅が好きで、本当に他人を気遣い、違いを生み出したい人たちです。」

国際開発学部は、日本人留学生にも人気が高く、昨年度は20名以上の日本人留学生が在籍していました。

また日本国内にいるUEAの卒業生を繋きあわせることを目的とした同窓会(UEA Alumni Association)も設立されています。

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