ビジネス教育の3大国際的認証機関について

トリプルクラウン:写真

世界中のビジネススクールの僅か1%が、世界で最も権威及び影響力のある3つの認定機関(ACSB、AMBA、EFMD)全てに認定されています。そのようなビジネススクールは、「トリプルクラウン」と呼ばれています。

これらの認定機関は、世界のさまざまな地域で誕生しましたが、すべてビジネス教育の質の向上に努めていることで共通しており、世界中の雇用主に注目されています。

AACSB (The Association to Advance Collegiate Schools of Business-本部:アメリカ)

AACSBは、1916年にアメリカのビジネススクールが中心となって設立されたビジネス教育の評価機関。

2021年現在、世界58ヵ国及び地域の901大学が認証を受けており、国際大学、慶応大学、名古屋商科大学、立命館アジア大学、早稲田大学が認証を受けています。

AMBA (The Association of MBA - 本部イギリス)

1967年にロンドンで設立されたMBA、DBAや大学院ビジネス教育に関する国際認証機関。教員、学生、カリキュラム、評価など大学院レベルの経営教育に関する品質保証を行っています。

現在世界75ヵ国のビジネススクールの上位2%(260大学)が認証されており、日本では名古屋商科大学が唯一認証されています。

EQUIS – (European Quality Improvement System – 本部ベルギー)

EFMD(European Foundation for Management Development)による認証で、ビジネス スクールのガバナンス、戦略、プログラム、学生、教員、研究開発、経営者教育、コミュニティへの貢献、リソースと管理、国際化、企業のつながりを評価します。

現在、ヨーロッパを中心に約200の大学が認証を受けており、2021年現在早稲田大学が認証を受けています。

これらの国際認証の審査は、厳格に行われており、認証を更新するためには、改定される認証基準に則って常に改善・向上を続けなければなりません。従って教育の質を保証するものとして信頼できます。

留学先の大学やプログラムを選ぶ際には少なくてもこれらの国際認証の1つの認証を受けていることを選択基準の一つとしてみてはいかがでしょうか。

特に卒業後に国内の外資系や海外の企業への就職を考えている方には尚更です。